概要
ESETカスタマーアドバイザリー 2019-0009
2019年6月11日
深刻度クリティカル
ESETは、Windows 10システムを1903ビルドにアップグレードする際のESET Endpoint Encryptionに関する問題を確認しました。更新プログラムをインストールすると、起動時にシステムがクラッシュする可能性があります。
カスタマーアドバイザリ
ESETは、弊社製品ESET Endpoint Encryptionと最新のWindows 10システムアップグレード(ビルド1903)との間に技術的な問題があることを確認しています。
この問題は、ESET Endpoint Encryption を実行している Windows 10 システムを 1903 機能の更新プログラムにアップグレードした場合に発生します。更新プログラムをインストールすると、起動時にシステムがクラッシュ(BSODが表示される)する可能性があります。
この問題は業務に支障をきたす可能性があるため、ESET Endpoint Encryption と Windows 10 をお使いのお客様には、現時点では新しい Windows ビルドにアップグレードしないようお勧めします。問題が発生した場合は、以下のリンクからテクニカルサポートにご連絡ください。
影響を受けたシステムは、弊社の回復ツールを使用して暗号化を解除し(フルディスク暗号化が有効になっている場合)、Windows 回復コンソールを使用して修復する必要があります。詳細については、以下の「リソース」を参照してください。
影響を受ける製品
- Windows 10上で動作するESET Endpoint EncryptionおよびDESlock+。
リソース
- Windows 1903 BSOD "Inaccessible Boot Device"- 既に影響を受けたシステムを回復する方法の説明
フィードバックとサポート
この問題に関するフィードバックやご質問は、ESET Security Forum、またはESETサポートまでお問い合わせください。
バージョンログ
バージョン1.1(2019年6月12日):問題の範囲が拡大され、フルディスク暗号化が有効になっていないデバイスが含まれるようになりました。
バージョン1.0(2019年6月11日):この文書の初期バージョン